幸か不幸か、FIREムーブメントにのってみました

久しぶりの投稿です。遠距離介護は新型コロナウィルスに振り回され、遠距離に老親を抱えたワーキングシングル。ブログ更新という時間のゆとりも、心のゆとりもなく、この一年はかなり切羽つまった日々を過ごしておりました。一人っ子が遠距離介護するということはそういうことなのです。皆さま備えはできていますか?

この一年のコロナ禍で世の中の社会・経済事情はすっかり変わってしまいましたが、親の介護や老後のお金の不安など、50代の悩みどころは変わりません。ゆず吉は、親の介護の備えには失敗しましたが、それが教訓となり、自身の老後の備えを比較的早くから考えるようになりました。それが功を奏し、通い介護を続けながらも時間にゆとりができる生活を、今、ようやく手に入れることができました。

非常事態宣言と遠距離介護

宣言期間中は県をまたいだ移動は自粛せよ、というものの、介護は必要至急ゆえ、やむなく往復をしておりました。介護に関するいきさつは表庭をご覧いただければご推察いただけるとは思いますので、親の介護でお困りの皆様は覗いてみてください。

やむなく、、、とはいえ、やはり時間はとられるもの。自由になる時間がないというストレスだけでなく、身体も疲れます。訪問介護を増やそうかとケアマネジャーに相談してみたところ、頼みの綱の介護事業所でも濃厚接触者がでたり、仲間の事業所に感染者が出てしまったために代替要員を派遣したりと、介護ヘルパーは深刻な人手不足に陥っています。そのうえ、頻繁に実家に出入りするゆず吉を快く思わない方がいるようで、親の家のご近所様からは「東京の人」「東京菌」などと呼ばれたりしています。

誰が悪いのでもなく、未だ特効薬もなく、集団免疫獲得のためのワクチンも行きわたらないという、この新しいウィルスに対する恐怖です。致し方ありません。かくいうゆず吉も、自治体のワクチン接種の予約は9月です。実家の周りの若いご近所様とおしゃべりするのは恐いと思うこともあります。

余りにもストレスのたまる介護生活に、とうとう思い切った行動に出てしまいました。小指だけで必死にぶら下がっていたような時短契約のサラリーマン生活を完全に終了させ、2021年よりストレスフリーのセミリタイア生活に突入することにしたのです。

長いサラリーマン生活に終止符

時短社員とは、通常の正社員より少ない勤務時間で働くことですので、すでにセミリタイア生活であったとも言います。とはいえ、時短社員でも社員である以上、決められた日に定められた場所で仕事をこなすことが求められます。親の通院や入院、新しい福祉用具の設置やデイサービス等の利用契約など、介護が理由で頻繁に休むたびに同僚に嫌な顔をされ、人間関係がこじれていきます。

親の介護だけが理由であるとは言いませんが、時短も退職も、考えるきっかけは親の介護です。新型コロナウィルスが存在しようがしまいが、感染症とは全く関係なく進む親の老化と、親の準備不足が原因です。コロナ禍による倒産等で仕事を失う人が多い中、介護理由で定職を手放すことに躊躇はありましたが、幸か不幸か、ずいぶん前から早期リタイアを目標として準備を始めていたことが幸いし、F.I.R.E.ムーブメントにのり、サラリーマン生活に終止符を打つことにしたのです。

F.I.R.E.とは

さて、タイトルにもあるFIREムーブメント。なんだそりゃ?と思う方もいらっしゃるかと思います。

FIREということばが日本で流行り始めたのは最近のことのように思います。英語がわかる方だと「解雇されたのか?」と思われるかもしれませんが、アメリカ前大統領のトランプ氏の言う You are fired!(お前はクビだ!)と同じFIREではありません。FIRE(ファイアー)は、Financial Independence Retirement Earlyの略で、経済的に自立した早期リタイアを意味します。アーリーリタイアやセミリタイアという言葉であればピンとくる方も多いことでしょう。

日本では停年まで働くことが美徳とされ、会社に乞われて延長することが名誉であるかのように語られますが、アメリカでは早期リタイアして好きな生活を送ることを目指すと公言する若者がたくさんいます。日本でもZ(ゼット)世代と呼ばれる若者にはすでに馴染みのある考え方であると思いますが、年齢が上がるにつれ、「早期リタイア」は停年まで雇用継続してもらえなかったリストラと同義語のように思う方が多いようです。

そのアーリーリタイアが、このコロナ禍でようやく浸透してきたようです。アーリーリタイアを目指したり、達成した人の話題がネット上に表れ始め、著名な経済誌にも取り上げられるようになってきました。30代、40代が蜜を避け、地方暮らしをはじめ、夫婦でセミリタイア生活に入るという話題も目にするようになりました。

経済的な自立を達成してアーリーリタイアした人には、実に様々な資金計画があるようです。アパートやマンションの賃料などの不動産収入がある人。株式等の配当収入で生活できる人。デイトレードなど、少ない労働で大きな収入を得ることができる人。アフィリエイトで大きな安定収入がある人。野菜を作って自給自足する人。資産の取り崩しで生活する人。

ゆず吉は、一人っ子ですが、親の遺産を当てにして仕事を辞めたわけではありません。性別は女性ですが、性別を問われない環境に恵まれました。シングルですので、子育てに必要な支出がありません。小さな額の賃料収入は毎月ありますが、生活費は貯蓄の取り崩しです。もちろん、簡単に達成できたわけでもなく、両親の通い介護という負担を抱えながらも努力を続けた結果です。

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セミリタイアというライフスタイル

停年後に職場が恋しくなり、毎日ネクタイをしめて出かけたくなる方も多いと聞きますが、ゆず吉は精神的にも身体的にもストレスが激減しました。通い介護は続いていますので、ストレス完全フリーとは言わないまでも、ずいぶん減りました。食事の時間が通い介護での移動時間にとられ、激やせしていていましたが、体重も数キロ増え、白髪やシワの急速進行も鈍化したようです。

会社勤めからはリタイアしましたが、それでは完全に社会生活から断絶してしまいます。そこで、社会とつながるために少しだけ仕事をする、というセミリタイア生活を選びました。

一つはサラリーマン時代に副業にしていたこと。職業「無職」や「アルバイト」は50代の中年が社会生活を送るには若干支障がありますが、副業収入がほとんどなくとも「フリーランス」や「個人事業主」と名乗ることができます。フリーランスは不明瞭だからと、「コンサルタント」という言葉を使うフリーランスも多いようです。他人には何のコンサルタントなのかは謎だらけでも、立派な自営業です。これで名刺も持てるようになります。

そして、臨時収入は、期間限定の短期アルバイト。会社勤めをしている間は、その会社の仕事しかする機会がありません。ところがアルバイトとなると、多種多様。今年はオリンピック関連の仕事もあり、結構楽しく過ごすことができています。50歳前後の頃、職場の人間関係に疲れてずいぶん転職活動をした時期がありました。親の介護も仕事もとにかく苦しかった時期ですが、今思えば、それまでのキャリアやプライドが邪魔をして、仕事を選んでいたために転職のチャンスがなかったのでしょう。

なりたい自分を思い描く

賃料収入のある人は、人生のどこかで不動産の取得という大きな決断をしています。株取引をする人も、過去に猛勉強したときがあったはずです。F.I.R.E.という言葉を初めて聞いた方も、アーリーリタイアを目指している方も、おひとりさまの楽しい老後に向けてするべきことは同じです。隣人をうらやましがるだけでなく、目標を立て、実現するためにはどうしたらよいかを考えてみてはいかがでしょうか?そして、ぜひ、実現できた自分を想像してみてください。

考えるだけでもワクワクしませんか?

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